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2020年12月12日土曜日

4州の大統領選無効を訴えたテキサスの提訴は連邦最高裁で門前払

今朝、トランプの大統領選逆転の可能性がかなり出てきたという記事を書きながら、舌の根が乾かない内にこのようじゃ文章を書くのは非常に残念である。ただ、この結論は最近の殆どの記事で予想してきたことである。それは裁判所に高度な政治判断を求めるのは無理だということである

 

ニューヨーク・タイムズなどの報道によると、テキサス州司法長官が4つの州を訴えた件、連邦最高裁で却下された。理由は原告にそれを提訴する資格がないということで、署名のない短い声明文が公表されたようだ。全くの門前払いである。

https://www.nytimes.com/2020/12/11/us/politics/supreme-court-election-texas.html

 

 

火曜日のペンシルベニア州の共和党員からの同様の提訴も、既に連邦最高裁は却下した。つまり、裁判所はこのような重大な政治的な意味のある判決を避けるのである。https://www.npr.org/2020/12/08/944230517/supreme-court-rejects-gop-bid-to-reverse-pennsylvania-election-results

 

例えば、日本の最高裁は1959年の砂川事件裁判で自衛隊の違憲判決を避けた。憲法9条は明確に武力の保持を禁止している。しかし、そのような高度な政治判断は、政治家がするべきであるとして、違憲判決を避けた。その論理は、統治行為論という言葉で語られている。(ウィキペディア参照)

 

この米国の大統領戦でも、トランプが早期に敗北宣言をすれば、大きな不満が渦巻くだろうが、内戦にはならなかっただろう。或いは、早期に戒厳令を布いて、人身保護法を停止し、インチキ裁判を徹底的に捜査しておれば、米国は騒然となるだろうが、FBICIAがもっている多くの証拠により、如何にひどい選挙であったかが明らかになったかもしれない。

 

すでに何回か書いたように、裁判官は法律家であり政治家ではない。高度な政治判断は、国家元首が本来すべきである。トランプ氏は、最高裁の判断を錦の御旗にして、選挙結果をひっくり返そうとしたが、それは元々筋の悪い作戦だと思う。

 

何故なら、何度も同じことを言って恐縮だが、それは裁判官という専門家に、国を割るかもしれない高度に政治的な判断を強制することになる。それは畑違いの要求である。政治は大衆と様々な力の総合として動く。論理ではないと思う。

 

これでバイデンが正式に大統領につくだろう。

 

ただ、バイデンは望まれて大統領になるのではない。しかも中国やウクライナなどでの多くの犯罪に絡んでいる可能性がたかい。恐らく、短期間の内にバイデンは大統領の座から引きずり降ろされることになると思う。

 

それが今回のトランプ支持派の怒りを多少とも鎮めることに使われるのではないだろうか。既に、ハンターバイデンの税務調査が始まっているのは、それを暗示している。まだまだ米国には嵐が吹き荒むだろう。(おわり)

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