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2020年12月8日火曜日

トランプは史上最愚大統領と米国史に書かれるかも知れない

トランプ大統領は、高い能力を持った米国の民主主義が生んだ大統領だと思う。しかし、大統領選挙の不正を告発しながら、トーマス・マキナ二ーやマイケル・フリンという軍の元中将やリン・ウッド弁護士の進言を採用せず、伝家の宝刀である戒厳令を布いて最後まで戦わなければ、トランプ大統領は史上最愚大統領と米国史に書かれる可能性が高い。

 

就任直後のトランプの「米国ファースト」は、これまでの国際秩序を破壊するものだった。その後、ベールを脱いで正体を現し、剣を抜いた相手に屈服するのなら、表題は正しい記述なのだろう。何故なら、相手を意識することなく、戦いを挑んだことになるからである。イラク戦争の不正やリビアでの不正など、米国の不正の集大成が今回の不正選挙である。それに挑む予定ではなかったのか?

 

今年9月、米国の著名評論家のファリード・ザカリア氏が、下院によって大統領選挙が行われるというシナリオを、「トランプ勝利への道」としてCNNで紹介したという。(補足1)そのシナリオを引用して、下院が大統領を選ぶ筋書きになっても、トランプは敗れるだろうと以前に予測した:

 

「トランプ再任の可能性は消えた:下院の選挙になっても共和党票は割れるだろう」 https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12641161782.html (11/30)。

 

そこに明確に理由を書いたが、何の反響もなかった。別表現でその理由を書くと、人間は群れる動物であり、大きい強い方について自分の身を守る本能を持っているからである。論理的にはトランプ側が圧倒的に有利だろう。しかし、トランプ側は、現状では小さいグループでしかない。軍を巻き込むことで漸く相手と同程度の大きさになれる。しかし、民意に頼って軍を動かす手法では、軍も動かない可能性が高い。

 

鬼気迫る国家元首が先頭にたって動くから、軍も動くと思う。大衆はその後を津波のように動くような絵画を想像する。それが歴史的な戦いの姿であったと思う。(ドラクロアの絵など)

 

 

昨日の及川幸久氏のyoutube動画で、米国のトランプ支持者のつぶやきが紹介された。そこに、「今回の大統領選における不正を告発しても、最高裁は取り上げてくれるだろうか?」という心配の声があった。トランプは民意を盛り上げて、最高裁が取り上げるように圧力をかけているようだが、それは失敗するだろうと私は思う。

 

上記動画にコメントを書いた:

 

連邦最高裁判事を保守とかリベラルとか言う点で区別しても無駄だ。彼らは政治家ではない、単に法律の専門家である。国を割る責任を取り得るのは、政治家トップの国家元首のみである。従って、トランプはその責任をとって、できるだけ早く戒厳令を布くか、バイデンに籍を譲るかしかない。

 

及川氏もトランプを追い出そうとする側は巨大であると言っている。補足すれば、その相手は、米国の政治中枢を握るNY金融街(昨日紹介の中国から漏れた動画参照)、多くの大企業とマスコミ、更にそれらグローバリストと協力する外国勢力であり、彼らは暗黙の了解を実行するかのように組織的にトランプ排除に動いている。

 

上述のように、世界に知られた米国による世界史的不正はいくつもあった。それを知っている人は大勢おり、米国の政治とはこんなもんだという考えの人が殆どかもしれない。国家の(そして世界政治の)中心課題に深く関わる判断を、判事という専門家にもとめても無理だ。日本の最高裁を見てもわかる。自衛隊違憲の判決さえ出せないのだ。

 

トランプは伝家の宝刀である戒厳令を使う事なく敗れるだろう。昨日HarunoTimesが紹介した動画の、中国共産党政権の中枢に在る人達は、改めて民主主義の愚かさを笑うだろう。

 

 

 

 

補足:

 

1)大統領を下院が選ぶケースは、以下のような筋書きで進む。共和党が過半数を占める激戦州の州議会で、選挙無効を決議する。しかし、予想される州の知事が民主党に所属するケースが多いので、州知事が選挙結果を承認する。州知事と州議会の意見が割れて、それらの州で大統領選挙人が決まらず、50州全体の集計で、トランプもバイデンも過半数の選挙人を獲得できない。そこで、憲法の規定により下院が大統領を、上院が副大統領を選ぶのである。

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