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2021年2月17日水曜日

新型コロナワクチン:効果と副作用についての資料紹介

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新型コロナ肺炎の対策として、ファイザー社の新型ワクチンを厚労省が急いで承認した。このワクチンは、ウイルス(SARS COV-2)の表面のスパイク蛋白質を人体内で合成する為のメッセンジャーRNAm-RNA)を脂質膜で包んだものである。

 

一般に、m-RNAは細胞のDNAから作られ、タンパク質合成の鋳型のような働きをする。注射で入ったm-RNAは、リボソームでSARS-CoV2ウイルスのスパイク蛋白を作り、それが抗原となって、この病気(Covid-19)の免疫が体内に生じるという。

 

ただ、この方法は今回始めて実用化され、既に多くの国で全地球規模で臨床実験中である。イスラエルは、積極的にその役割を高い金を出して引受け、2月9日現在、人口100人当たりの接種回数67.8回と圧倒的な世界最速ペースで集団免疫達成を目指している。考え方によれば恐ろしい話である。

 

 

懸念I(生物兵器としての応用):

 

この方法だと、どのような病原性ウイルスが発生しパンデミックとなっても、遺伝子解析が出来れば、同じ原理でワクチンの製造ができる。便利だが、生物兵器の開発に拍車が掛かりそうな気がする。

 

実際、このワクチン製造法は、9.11のころに米国国防総省が軍事兵器として開発を始めたという話が、チャネル桜の番組の中で大阪市大名誉教授の井上正康氏により紹介されているhttps://www.youtube.com/watch?v=dybhsdHtlis

 

 

つまり、予めワクチンを造っておいてから、敵対国に開発したウイルスをばらまけば、国土やインフラを破壊せずに、その国を自国民の住処とすることができる。世界の人口削減と自国民の増加を考えている国には、理想的な兵器である。

 

 

懸念II (アナフィラキシーショック):

 

ワクチンの副作用だが、ファイザー社のものにはポリエチレングリコールがかなり多量に含まれており、そのアレルギーが考えられる。しかし、アレルギーは他のワクチンにもあるので、考慮すべきであるが、最大の問題ではなさそうである。

 

懸念III (細胞免疫には働かない可能性):

 

RNA ウイルスは HIV同様に高変異性と考えられている.ウイルスが細胞で複製する際の変異頻度が、DNA をゲノムに用いる微生物の数千倍に達するという。つまり、変異株の中には、ワクチンが効かないウイルスの存在が懸念される。

http://jsv.umin.jp/journal/v55-2pdf/virus55-2_221-230.pdf

 

 

更に、上記チャンネル桜の番組で、井上名誉教授は、ADE(抗原依存性免疫増強)による重症化の危険性が指摘している。そこでの発言の趣旨は、日本では東アジア全域での風邪に対する免疫が、Covid-19の重篤化を抑えているので、ADEの危険性の方を重視して、国民全員接種という危険なことは、西欧諸国での効果を見てからでも遅くないということである。

 

ADEとは、抗体でマークされたウイルスをマクロファージなどが取り込むが、消化出来ず、そのウイルスに感染してしまう現象のようだ。この詳細は分かっていない様だが、細胞免疫が不完全な場合に発生するようである。(補足参照)

 

 

 

つまり、ファイザー社などのm-RNAワクチンでは、細胞免疫が出来ない可能性があるので、免疫暴走で重篤化する危険性があるというのだろう。ある臨床医がこのことに対する警告の文章をネットにアップロードしている。http://www.nobuokakai.ecnet.jp/nakagawa222.pdf

 

補足:

(以下の補足は、本文中に引用番号をふっていません)

 

1)特定のウイルスを対象にする獲得免疫のプロセスは、主に樹状細胞により感染したウイルスに関する情報伝達に始まる。樹状細胞は鼻腔、肺、消化管、皮膚などに広く存在する。その情報が白血球の中のヘルパーT細胞によりB細胞に伝達され、ウイルスの機能を妨害したり貪食を助けたりする抗体を体液中に放出する。抗体と結合したウイルスは、マクロファージなどの貪食の対象となる。このB細胞の抗原放出の働きを液性免疫と呼ぶ。更に、同様の情報を受けたキラーT細胞による感染した体内細胞の貪食を主役とするのが、細胞免疫である。

この細胞免疫は、感染した細胞がウイルスが生成した蛋白を消化し、その一部を標識としてMHC(主要組織適合性複合体)の上部に提示し、自分がウイルスに占領されていることを示すことに始まる。そして、ヘルパーT細胞により情報を受け、更に同じくヘルパーT細胞が放出するサイトカインという刺激物質で活性化されたキラーT細胞が、ウイルスに感染した細胞を貪食するというプロセスで終わる。この細胞免疫の情報が、ヘルパーT細胞に記憶されるが、スパイク蛋白のm-RNAの投与だけでこの記憶が発生しない可能性がある。それがADEを強めることになり、心配される。

 

下の文献は、ADEと関係するMHC(人白血球抗原=LHA)の役割について解説しています。

 

この当たりのことに関しては、素人の私には十分なことが書けません。上記二つの文献とチャンネル桜の井上大阪市大名誉教授の話を参考にしてください。

 

2)今回のコロナ肺炎に対する日本の医療体制は非常に貧弱である。それは、上記チャンネル桜の番組で元厚生労働省の技官の方が指摘しているように、病院のほんの一部しか、新型コロナの治療に当たっていないことである。人口当たり世界最大のベッド数を持ちながら、欧州の患者数よりも一桁以上少ない患者でも、医療崩壊の危険性があるという。内閣は、この弱点を日本医師会などと調整して、克服出来なければ、総辞職して、それが出来る体制を樹立すべきである。(補足2は、10時50分追加)

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