昨日橋下氏と松井氏が維新を離党し、平成維新の火は消えた。国会にのこるのは、燃えカスだけである。
明治維新が薩長の下級武士によってなされたことに、橋下氏はもう少し学ぶべきだった。途中から”将来の攘夷”を言いだした慶喜により政権を乗っ取られ、一桑会が政権中央を抑えた様に、江田氏や松野氏という本質的に保守の勢力(何もしない勢力)に乗っ取られてしまった。
これをひっくり返すのは、もはや平成の時代には無理である。市民運動として展開しなければ平成維新は成功しないと、7/7のブログに書いたが、幕末と異なって十分食っていける社会の中には、そのような市民のエネルギーはなかった。
これで橋下氏は一般市民に戻るだろう。あの軽い番組に再び出演して、“しんどかった維新活動”を語るようなことになれば、彼の功績は完全に消え、国政をかき混ぜただけということになるだろう。
補足:これまでに書いた維新関係のブログ記事を以下にリストする。
(8)既存政治屋に乗っ取られた維新の党(2015/7/7)
(7)政治屋に支配されるだけなら、日本維新の会(国政)は解散すべき(2015/5/22)
(6)”平成維新”の失敗: 中央と地方の相互依存体質は革命がなければ変わらないだろう (2015/5/18)
(5)大阪都構想よりも橋下を選べ (2015/5/16)
(4)維新の党の人材不足 (2015/4/4)
(3)日本維新の会が、堺市長選に敗北したことが意味するもの (2013/10/13)
(2)平成維新を諦めた橋下市長(2013/10/13)
(1)ブレインを欠く橋下市長(2012/4/14)
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