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人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

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2022年4月19日火曜日

グローバル化と国際共産主義運動とウクライナ戦争等の相互関係

以下は、思考の縛りを排除した素人の独走(独創or陰謀論?)的思考の跡です。注意してご覧ください。

 

20~21世紀の歴史の理解には、グローバリズムとナショナリズムの対立という枠での思考が欠かせない。ここでのナショナリズムとは、単に民族主義という意味ではなく主権国家体制(補足1)と内政不可侵の原則を重要と考える立場である。

 

グローバリズムとは、主権国家体制から政治権力を世界国家体制へ直ぐにでも移行させるべきと考える立場である。勿論、世界政府が成立して、自由と経済的繁栄が全ての人に与えられれば良いのだが、それは直観的にも不可能である。

 

グローバル化運動の中心にいるユダヤ系の人たち及びそれに同調する人たちは、その世界国家の住民に相応しいと考えている人たちをある種の篩わけで選ぶべきと考えていると疑う。彼らは、地球の可住人口は数億人程度で現在の人口よりも少ないと考えていると疑う。(追補1)

(ジョージア・ガイドストーン、追補1)

 

その為の道具の一つが、地球環境問題である。電気自動車が環境に良いとは必ずしも言えないことは少し考えれば誰にでも分かる。それにも関わらずハイブリッド車も排斥しようとするのは、地球環境保全の為というより、地球環境保全運動を大衆の中に育てるためのパーフォーマンスの一つだからである。この激動の毎日を、日本人は自分達の将来をもっと真剣に且つ深刻に考えるべきである。

 

 

1)グローバリゼーションの理由:

 

人類の最終的な政治体制として、いつの日か世界政府が出来るだろうと考えるのは、特別な考えではない。その考えを最初に深く考察したのは、富裕なユダヤ人の一族から生まれたカール・マルクスかだろう。(マルクスは富裕なユダヤの家系に生まれたことは、後で引用する林千勝氏の動画で細説されている)

 

これまでの人類史(概略)は、原始共産制社会、古代専制国家、封建制国家、資本制・国民国家の順に進んだというモデルがある。地域による違いはあるかもしれないが、それでも凡そこのモデルの変形で説明可能な筈である。

 

国民国家がその利益(国益)を追求することで他の国民国家と衝突し、その結果として戦争が頻発したのが近代であったし、現代もその延長上にある。その戦争の時代を人類が乗り越えた先に、世界政府の樹立が考えられる。しかしそのプロセスの詳細は誰も知らない。

 

人類史の進行は、食糧や生活用品の生産手段の改良、つまり経済的構造の変化により駆動される。これを学問的な形にまとめたのが、マルクスやエンゲルスによる史的唯物論である。技術の発展により、経済構造(下部構造)が変化し、それに適合する為に政治構造(上部構造)も変化すると考えるのである。

 

平たく言えば、人類は豊かになり世界を跨ぐ交通手段が出来た。地球は人類にとって狭くなったのだから、政治における地域性は最終的に消滅して、世界国家を建設してそこに移行するのが自然だと考えるのである。

 

ここで問題は、豊かな時代が続くと人口が急増することである。それら全ての人たちがこの狭くなった地球で暮らすことが可能なのかという疑問である。つまり、最初に書いたように、サステナブルな地球人口は今より相当低いということである。

 

食糧は農業により生産されると考えれば、地表面積が限られた地球上で生産出来る食糧は限られる。それに、様々な生活用品の生産と使用には、工業原料やエネルギー資源が必要である。それらも有限である。それに、増加する廃棄物による環境問題が益々深刻化する。

 

それらを根本的に解決しなければ、何れ戦争が勃発して、民族間の(自然)選択が起こる。そこで不利になる可能性があるのは、国を持たない民かもしれない。、彼らは、いくつかの民族のみが地球国家に残るべき優秀な民族であるという思想も根底に隠し持つだろう。

 

2)グローバリゼーションの担い手:

 

グローバル化の必要性を逸早く考えたのは、上記の人類史の流れを創出したカール・マルクスなどユダヤ系の人たちである。彼らは祖国を奪われた離散民(ディアスポラ)である。国民国家を形成し、主権国家体制を主張する「国を持つ民族」に対し、不満が蓄積していたのもその隠れた動機の一つだろう。

 

その民族の歴史は、次の茂木誠さんの動画が非常に参考になる。「ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史④」である。ユダヤの民とロシア革命の関係について、更には今回のウクライナ戦争に関して非常に示唆にとむ内容を含む。https://www.youtube.com/watch?v=Z6CTpwdr3AY

 

ふるさとを追われた民は、旅先に定着して勢力の拡大を考える。そして祖国の再生を考えるのがシオニズムである。その流浪の旅の経路やこれまでの彼らの歴史を考えれば、グローバリズムは地球全体を彼らの祖国と考えることであり、大きなバージョンのシオニズムなのかも知れない。

 

その障害となるのが各地の主権国家であり、それを支えるローカルな民族文化である。ナショナリストにとっては大事な民族文化をローカルな旧弊と考えるのがグローバリズムの考え方である。それらを破壊するには、経済力とともに武力と情報力を用いる。

 

彼らの辛苦の歴史は、彼らの感覚のダイナミックレンジを大きく広げ、思考力と想像力を鍛えた。その結果、暴力は悪という宗教の縛りも、嘘をついてはいけないという道徳の縛りも乗り越えた様に見える。ただ、それが一層のユダヤ排斥運動に繋がった。(補足2)

 

自分の死もすぐ隣に意識することのできる感覚と鍛えた知的能力と大きな知的空間を持つので、近い将来の十人の死に気づけば、巨大な喪失と感じてパニックになる日本人と異なり、遠い将来の百人の生還の為になるならと、それら人的損得をも天秤の左右に置いて思考できる人たちだろう。

 

歴史の必然としてグローバル政府が考えられるのなら、自分達がその達成を先導して逸早く地球市民としての市民権を獲得すべきと考えたのではないだろうか。その最初の形が、レーニンやトロツキーによる世界共産主義革命だったと思う。それは第二次世界大戦までのことである。

 

3)国際共産主義運動とグレートリセット

 

第一次グローバル化の運動は、国際共産主義運動である。資本主義社会の中に労働者対資本家という階級とその間の対立を想定し、それを新しい政治形態への入口と考えて利用し、世界で連携して共産党独裁国を成立させようと考えた。

 

この労資対立の考え方は綿密な思考の産物というよりも、そのような対立を考え出したという方が正しいと思う。何故なら、現在ではピータードラッガーなども、企業は社会の公器という日本風の考えを持っているそうだからである。(補足3)

 

それは兎も角、国際共産革命運動の先頭にたったレーニンやトロツキーなども、ユダヤ人たちである。

 

ロシア革命(1917年2月)のあとレーニンが死亡し、世界革命をあくまで考えるトロツキーと一国での革命を考えるスターリンとの間で対立した。人類史の当然の方向として国際共産主義革命を考えたのだが上手く行かなかった。労働者と資本家との対立という階級闘争論がおそらく稚拙であった上に、その機が十分熟していなかったからだと思う。

 

それから凡そ100年経過した。世界の市場経済が拡大し、資本の蓄積が巨大化した。今こそ、第二次グローバル化の運動を始めるべきと考えたのが、スイスを拠点に世界経済フォーラムを主宰するクラウス・シュワブらである。​​​​シュワブ博士は、あのヘンリー・キッシンジャー博士(元米国国務長官)の教え子である。(ウイキペディア参照)

 

クラウス・シュワブの主張する「グレートリセット」も国際共産革命同様、詳細なプロセスが分からない。世界を何らかの形でシャッフルして、生き残った人たちで世界帝国をつくるのである。それは、ハルマゲドンと天国への救いを模倣したプロセスなのだろう。勿論、大半の人たちは地獄に落ちる(隠しているが)。それはシャッフルにより命を無くす人たちの運命である。

 

これらが分かりにくいのは、これも第一次グローバル化と同様、人の頭脳だけで考え出した左翼思想により自然の結末を先取りしようとするからだろう。尚、グレートリセットの解説は、以下のサイトにある。https://jp.weforum.org/great-reset/

 

地球温暖化説と二酸化炭素削減やプラスチック削減などの地球環境保全運動なども、当然これらグローバル化運動と同じところから、同じ発想で生じていると思われる。これも、労働者と資本家の対立のように、拙速に作り出した危機である。

 

つまり、人間の頭脳は如何に優秀だとしても、たかが知れている。遠くに見えている高い山も、本当の高さや登山の難しさは、近付かなければわからない。単純思考に基づいて大胆な行動をとるべきではないという保守姿勢が大事だと思う。これは蛇足だが、一般的にあるものへの欲求が強すぎると、それを得ることができない。

 

 

4)ウクライナ戦争:

 

今回のウクライナ戦争の背景には、世界経済を支配するグローバリストの米国資本などによる(ロシア経済の支配を邪魔した)プーチン・ロシアを潰す計画があったと思う。つまり、ウクライナ国民を犠牲にした米国民主党グローバリストたちによるプーチン潰しである。

 

このモデルは、伊藤貫氏や林千勝氏ら多くの保守系知識人の考えである。以下の動画を見てもらいたい。https://www.youtube.com/watch?v=BOutubWUKpY

残念ながら、我々日本はグローバリストの主唱者たちからは、地球国家の住民とは考えられていないだろう。(補足5)ユダヤの人たちは日本人を訳のわからない人種と考えている。

 

 

ロシアのプーチン大統領は、国際的にはナショナリストの雄の一人である。もう一人として、おそらく誰もがトランプ元米国大統領をあげるだろう。関ヶ原は中間選挙から次期米国大統領選かもしれない。https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12706599166.html

 

終わりに:

 

以上が、元物理化学の研究者による素人意見である。今回は陰謀論と評価されることを想定して書いた。つまり、私流のジョージアガイドストーンを真似た文章である。間違いの指摘等歓迎します。

 

追補1)ジョージア・ガイドストーンには、人口を5億人以下に保つとか世界法廷をつくるなどのグローバル化の指針が書かれている。国家という文字があるが、法廷を国家の外に持ち出すのだから、そこでの国家は自治州レベルである。この非常に人騒がせな文章を書いた世界中に知られる立派なモニュメントが、悪戯されながらも、その建立者不明(あるいは不公表)のまま撤去もされずに残るのは、裏から権力に近いものの建造物だからだろう。第三次世界大戦後、生き残った人へのメッセージだという解釈が多いようだ。その延長で、新型コロナ肺炎のまき散らしやウクライナ戦争は第三次世界大戦の始まりだと私は解釈し、本文章を書いた。

 

もう一つ追加。ウクライナ戦争についての解説は以下の伊藤貫さんの動画がお勧め。

 

 

(4/19/6:00再度編集、最終版とします)

補足:

 

1)主権国家体制とは、国家を超える権威が存在しないことを前提に、国家の独立と内政不干渉を原則とする国際関係である。

 

2)ヨーロッパではユダヤ人の無差別殺戮(ポグロム)が頻繁に行われ、それがユダヤ人のヨーロッパ以外への移住を促した。マルチンルターがその著書『ユダヤ人と彼らの嘘について』において、ユダヤ人への激しい迫害及び暴力を理論化し熱心に提唱したと書かれている。​​ポグロムが発生した理由と、その起源と考えられているようだ。

 

3)この労使を二つの階級に分ける考え方は、彼らの独りよがりである。何故なら、例えば日本には企業を社会の公器と考える経営者(例えば松下幸之助、本田宗一郎など)が一時期ほとんどだったと思うからである。https://thinktank.php.co.jp/wp-content/uploads/2018/20180801.pdf

 

4)ウクライナ戦争で先頭にたつゼレンスキー大統領は、ウクライナのオリガルヒ(振興財閥)の代表的人物であるコロモイスキーの全面的支援で就任した。コモロイスキーは、自身が所有するテレビ局でゼリンスキー主演のドラマを放映し、大統領選挙では彼をバックアップしたのである。彼は、ウクライナ統一ユダヤ人共同体の会長である。私兵集団のアゾフ大隊やドニプロ大隊を育て維持し、反ロシア運動に動員している。これらの所謂ネオナチ集団は、現在ウクライナ内務省の下部組織となっている。ウクライナは、政府の中に暴力団のような組織を雇い入れている国である。

 

5)有名な米国の投資家(上記運動に熱心にお金を出すジョージソロスの仲間の一人)のジム・ロジャーズは、中国を可能性の国と考えマカオに移住している。そして、日本人に対して、10歳以下なら外国に移住した方が良いと発言している。その理由は政府の債務とか人口減少とか言っているが、それらの理由には全く説得力はない。

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