2015年10月1日木曜日

神を殺したフォルクスワーゲンのドイツ、偉大な自然を信仰する日本

1) フォルクスワーゲンの心の底からのインチキ: 

フォルクスワーゲンの排ガス検査ごまかしソフトの搭載は極めて悪質であり、フォルクスワーゲン社のみならずドイツ国に与える影響も極めて大きいだろう。これまでの、法令には従順なドイツ人というイメージは大幅に修正されるほどの、非常に悪質なインチキであった(補足1)。 

野原の一本道を夜中に車で通る時、人通りのない交差点でも「信号が赤なら必ず青になるのを待って通過するのがドイツ人だ」という話が、日本で広く知られている。しかしそれは、大いなる誤解だったのだろう。

10年前に走行試験用にソフトを作った部品会社が、実際には車に搭載して販売しないようにと伝えたという。また、4年前にすでに社内でこの件が問題視されていたのだが、おそらく退任したCEOは知ってもみ消したようである。問題が発覚して直ちに辞任したのは、それをしめしている。 

ドイツは学問、芸術、工業など、あらゆる分野のトップランナーと言える位に高く評価見されてきた。しかし現在のドイツは、その重みを担うだけのものがないことを暴露してしまったのではないだろうか。“奢る平家は久からず”である。

フォルクスワーゲンの姿勢と対照を成すのがマツダの姿勢である。日本ではジーゼルエンジンを搭載した乗用車ではトップランナーであったマツダは、米国へのディーゼル車の輸出から撤退したのである。昨日のテレビでは名誉ある撤退と言っていた。日本ではクリーンディーゼルと言って見ても、米国マスキー法の基準には届かないのである。

2)人格神を失ったドイツと自然神を持つ日本、両方とも持たない中国

「神は死んだ」とドイツの哲学者ニーチェは書いた。しかし、その代わりをドイツは、そして、西欧社会は得ていない。ドイツで死んだのだから、同じ神が他の欧米諸国で生きている筈がないからである。 

ニーチェがこの考えに至り、著作に書いたのは19世紀末である。この時期は、熱力学の完成など自然科学の発展と蒸気機関の発明などから始まった産業革命が進んだ時期に一致する。また、同じドイツでの量子論の出現(1900年)(補足2)とその発展は、熱力学とともに現代文明の基礎であり、「神は死んだ」という思想は、この科学的発展が哲学者の思考に影響した結果だと思う。

そして、現代西欧文明がこの神を超越することで成立しているとしたら、今回のフォルクスワーゲンの件が示したような、同じタイプの問題をその他の政治・経済の分野で幅広く持っている可能性が高い。なぜなら、神から離れた人間に残されるのは、混乱、迷い、欺瞞だからである。

一方、日本には自然神を信仰する神道がある。元々の神道は太陽など偉大な自然に対し、自分の生命への感謝と今後の安寧への祈りを捧げる信仰である。従って、聖典も“ことば”もないが、神は死にはしない。その結果、神に対して不正はないかと常に自省することになる。因みに、神社や神宮に人や英雄を祀るのは、神道を変質させ政治利用したものだ。

つまり、自然神を持つ日本人は、「お天道さんに申し開きができない」という、嘘を恥じる心が、如何に神の存在感が希薄になったと言っても、現在でも残っているのである。一方、「神が死んだ」欧米や、儒教や仏教などの宗教のみが存在し神を持たない東アジアの他の国々などでは、嘘が富をつくり、嘘が歴史をつくる傾向がつよいのである。

勿論、この世界に住む人間は99%同じ性質と考えを持つ。それは、表現は異なるがほとんど同じ言語構造を持つ(補足3)ことでわかる。残りの1%の中に、世界における多様な文化が存在する。嘘という日本語がある限り、日本人も嘘を付くのである。おそらく他の国々におけるのと同様、嘘は金になり富を生み、嘘は出世の緒だろう。

ここで言いたいのは、神の存在感が薄くなったとはいえその僅かの差が、右へ行くか左へ行くかを決めるということである。

補足:

1) ドイツのメルケル首相が安倍総理に「ドイツの戦後の姿勢と同じように、東アジアにおけるあの戦争時の過ちを謝りなさい」と言ったと報道された。つまり、先の大戦の責任をすべてヒットラー一人の所為にして封じ込めたドイツに見習えといったのである。これも、傲慢で狡いドイツの嘘かもしれない。つまり、ヒットラーは民主的手段で選んだリーダーだったからである。日本は中国を西欧に見習って侵略をしたのは事実だろう。しかし、あのような非人道的な行為はしていないのであり、ドイツのような街の歩道にまで、ナチの犯罪を示す必要はないのである。そして、日本はドイツと違って、慰安婦の像などのインチキを攻撃する権利を持つのである。 http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42294934.html 参照のこと。

2) ドイツのプランクにより発表された量子仮説(1900年)は、ドイツおよび他の西欧諸国の科学者(シュレジンガー、ディラック、ハイゼンベルグ)らの研究により発展し、量子力学として完成した。これは、熱力学とともに現代工業技術文明の基礎である。彼ら、当時のノーベル賞受賞者の科学的業績は、ノーベルの発明を凌ぐものであり、ノーベル賞の価値と知名度をあげた。

3) 連続的なこの世界をほとんど同じ概念(ソシュールの言語学ではシニフィエというらしい)で分割して言語(同じく、ランガージュというらしい)を作っている。つまり、通訳があれば互いに会話が可能である。話が通じないのは、むしろ、国内の反日分子たちである。むしろ、話が通じないのは、国内の宇宙人達である。どうも、宇宙のどこかから指令を受けて動いているらしい。

<10/2 語句の修正>

0 件のコメント: