激動の朝鮮半島周辺を考え、今後の動きを想像してみたい。本文に入る前に、筆者はズブの素人なので、以下はそのレベルの覚書(メモ)であると宣言させてください。私的なものとは言え、このような文章を書くのには抵抗はあります。しかし、北朝鮮のミサイルの標的が日本国と宣言されていますので、敢えて書きます。
朴槿恵大統領の弾劾により、韓国の大統領選挙は5月におこなわれるだろう。親北朝鮮派の人が大統領に当選する可能性が高いと報道されており、北朝鮮主導の統一朝鮮になるのではないかと考える向きもある。http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/11/who-is-next-president-rok_n_15292826.html
この流れのままでは、米国のTHAAD配備は中止されて、韓国は中国との関係改善と北朝鮮との統一の可能性が出てくる。そのプロセスの第一歩がスタートしたのだが、米国は今後どうするのだろうか。
韓国の人たちは、現在の北朝鮮と北朝鮮の主導で合併するなど、歓迎しない人が多いだろう。特に軍にそのような人が多いのではないだろうか。また、米国が北朝鮮のICBM開発を阻止するつもりなら、この数ヶ月にしかそのチャンスはないだろう。
つまり、大統領選挙までに朝鮮戦争の再開の可能性が高くなる。https://www.youtube.com/watch?v=EIbvWurXFJA&t=28s 2015年と2016年の8月の米韓軍事演習は2週間ほどだった。今回は2ヶ月と非常に長いのだが、そのような事態も想定して決められた可能性があると思う。軍事演習のままに先制攻撃するのである。(補足1)最近、在韓米軍家族の沖縄への避難訓練が行われているという。 https://www.youtube.com/watch?v=NNaP7rozmPw
米国はすでにオバマ政権の時に、北朝鮮を米中露の信託統治国にする案を、関係国に打診したと言われている。(補足2)信託統治と言っても、どうせ中心になるのは米国だろうから、中国にはすんなりと乗れない話である。現在、じっとしていても親中国および北朝鮮政権が韓国にできるのならなおさら、そんな案には乗らない。
それと気になるのが、南スーダンからの自衛隊の引き上げである。この件、例の森友学園の問題から目をそらすためという報道もあったが、その理由付は非常にわかりにくい。しかし、以下の解釈の方が多少とも分かり易いのではないだろうか。つまり、朝鮮戦争の再開に向けて日本も万全の備えをしておかねばならないという理由である。
金正恩を排除したのちは、金正日の異母兄弟でどこかの大使をしている人など、北朝鮮のトップ候補は何人かいる。目的は北朝鮮からの核兵器等、生物兵器や化学兵器等の排除である。その後、数年して米国は北朝鮮と講和をし、経済復興の金を日本に出させるのである。日本は米国のいうことなら、なんでも聞くので、金持ちである間は米国にとっては良きパートナーである。
日本人として残念なのは、北朝鮮の軟着陸への誘導、つまり、米国、韓国による北朝鮮の承認、日本との日朝基本条約の締結&経済復興への援助などを、小泉総理の時にやっておけば、これら全てをより抵抗なくできていただろうし、拉致被害者も救出できただろうということである。この時、米国が許可しなかったのだろうが、米国はその責任は取らないだけでなく、その真実も明らかにさせないだろう。
(17時25分編集)
補足:
1)例えば、韓国軍による軍事クーデターを工作するのが最も簡単な筋書きだろうと思う。その軍事政権の下で、戦う。(素人ですので、この部分は特に読み飛ばして欲しいところです。)
2)現代ビジネス配信のニュース(2/27 am;週刊現代3月4日号)によると、(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170227-00051039-gendaibiz-bus_all&p=1)オバマ政権末期の昨年12/17に来日したラッセル国務次官補が、オバマ政権後も北朝鮮政策は維持される(つまり話し合いによる平和解決などなく)と明言し、米国の意向は米中露による北朝鮮の信託統治であると政府高官に言ったという。
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