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人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2018年3月5日月曜日

理想主義を錦の御旗に反日活動をする人たち

1)食料&エネルギー確保と理想主義:
食とエネルギーの安全保障は国民の命を守る必須であり、そのため、食料とエネルギー供給源の分散化は必須である。原発反対運動を中心となって推進する人たちは、それを理解しないか無視する。知性に乏しい人たちではないとすれば、彼らは日本の脆弱化を目指す外国の人たちか、その協力者だろう。(補足1)

ここ数日ヨーロッパでは寒波に見舞われている。その中でウクライナは寒さに震えている。ロシアが約束通り天然ガスを供給せず、寒さを利用して嫌がらせをしているのである。詳細は以下の記事をご覧いただきたい。 http://www.afpbb.com/articles/-/3165934?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3165956

地政学的なファクタももちろんあるが、天然ガスをロシアに頼るウクライナの脆弱な体質がこのようなことになった原因である。日本では現状このような事態は考えられないかもしれないが、将来に備えてエネルギー源である石油や天然ガスをアラブ諸国に頼る体質を改善すべきだと思う。その有力な対策が、原発再稼働でありロシアからの天然ガス輸入などである。 前者の障害になっているのは原子核アレルギーであり、後者の障害になっているのは北方領土問題だろう。何れに対しても、米国の影響が背景にある。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42955852.html

現在、日本は多くの原発を休眠状態においている。その原因は、国民の間に原発反対の空気が蔓延しているからである。東日本大震災の際、原発の燃料棒がメルトダウンした事故に過剰反応して、大きな反対運動が起こった。勿論、大きな事故であったが、今後そのようなことは絶対に起こらない様に設計することは可能である(補足2)。また、原発を狙ったテロなどに対する対策としては、原発警備の他に軍事や外交という国家の必須要件の整備が何より大事である。

人類は有史以来、食料やエネルギーを巡って争い、多くの命を犠牲にしてきた。将来出るかもしれない自国の犠牲者を最小にするという努力をせず、理想主義を掲げて大衆に迎合し、自分の当面の利益を優先する政治を続ければ、突然カタストロフィックな悲劇に見舞われる可能性が高くなる。

将来の悲劇を避ける政治は、大衆に過剰反応を慎ませる一方、目先の我慢と将来への備えを要求し、個々の問題を小さい内に解決する努力を惜しまない保守政治によりなされる。理想主義や原理主義の旗をかかげることで解決できるほど、それぞれの問題は単純ではない。

それらの障害として日本の空気に古くからあるのは、核反応や放射線に対するアレルギーだろう。また、それは日本の至る所に居る反日勢力による、日本国民の洗脳工作が大きな原因である。もし、政府や議会の中に紛れ込んだ反日勢力の所為だとすれば、それは最早国民の結束以外に対処する方法はない。差し当たり、安倍政権を守ることが現実的だろう。

2)幾つかの理想主義
ここでは理想主義を、理想的な形態に直線的に向かう原理主義と定義する。その典型が20世紀の共産主義である。美しく理解し易い“単純な「主義」”を錦の御旗(補足3)のように掲げ、それを武器に反対派制圧に向かうことを特徴とする。一方、現実主義は現状をこれまでの歴史の結果として重視し、理想を方向として持つが目標は小刻みに設定する姿勢と考えられる。その理想にある程度近づいたとき、それが「地面」から離れていたと分かることもあるだろう。

人間は生き物であり、そこを離れては存在し得ない条件がある。社会の改革もその条件によって束縛され、許されるのは全方向ではない。それが、あたかも「地面」の様に未来に向かって広がっていると考えられる。「能力に応じて働き、必要に応じて取る」という共産主義は、この地球という限られた空間に棲む人間という束縛条件の中で、文明の究極の姿として存在し得るかどうか明らかではない。貧しい時代に「地面」を離れてこの理想を目指す共産主義運動は、原理主義の典型である。(補足4)

その理想「能力に応じて働き、必要に応じて取る」は理解しやすく、その世界を想像すれば楽園のように心に浮かぶ。従って、理想主義は反体制派として大衆を動かす場合には利用しやすい。しかし、共産主義を標榜する勢力が実権を握れば、現実主義のように地に足を着けて進む事ができず、社会(国家)は急角度で地面に衝突するだろう。そして、これまでの歴史の教訓も捨て去った社会(落ち込んだ谷間)が、現実の共産主義社会である。豪邸に住む「皇帝」を同志と呼ぶ社会(国家)が、共産主義という理想を掲げた政治の成れの果てである。

現実主義をとる民主国家では、政治全体に責任を持つ体制派を理想論で攻撃することは容易である。人間の知性に限りがある中で、更に、最優秀とは言い難い人たちが実権を握っているのが、これら国家の現実である。「そうは単純ではないです」という大衆受けしない反論しか出来ない場合が多い。それが、理想主義政党が一定数の議席を保有する理由だろう。

政治体制以外にも色々理想主義がある。人権最優先、自然保護、動物愛護などである。人間は有史以来、互いに縄張り争いで殺し合いをし、動物を殺して食料とし、自然を破壊して農地として生きて来た。理想主義者(原理主義者)は、その歴史を軽視して、自然保護、動物愛護などの美しい言葉を記した「錦の御旗」をかかげて、他者を攻撃する。シー・シェパードなどはその分かりやすい一例である。
これら理想主義者は、無知の輩でなければ、何らかの権力の兵士である。

3)平和ボケ日本人たちは、誰かのばら撒いた「一人の命は地球より重く、“健康が長生きの目的”」という逆立ちの理想主義に毒されている。それら理想論の罠に支配されている日本人の軽薄さを指摘したのが、先月自殺した西部邁氏だったと思う。日本人をジャップ或いはJAP.com(ジャップドットコム)と呼び、警鐘を鳴らした西部氏の言葉(遺言?)が耳に痛い。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43560975.html

この体たらくを、WGIP(補足5)の所為として、済ませる時代はもう終わっている。ここで注意すべきは、日本には数千人以上の反日勢力やスパイが、理想主義の背後に正体を隠しながら活動していることである。最近、ケント・ギルバート氏の書いた「いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人」という本にも、詳しく書かれている。

日本のテレビ局の解説者や中国大使だった商社マン(補足6)などが、中国のピンクトラップやマネートラップに掛かった反日分子だろうという推測がある。その話なら、それほど驚くに値しない。しかし、同じ商社の会長を長く務めた自民党の重鎮瀬島龍三氏が、スパイであった可能性が高いことなどは初めて知った。

その東芝ココム違反事件で、瀬島氏の関与を指摘した当時内閣安全保障室長だった佐々淳行氏の意見を握り潰したのが、自民党重鎮で元警察官僚の後藤田正晴内閣官房長官であった。とにかく、自民党政府中枢まで共産系(中国系)スパイが居たとすれば、米国Fルーズベルト政権と似ている。米国と違うのは、日本では秘密は永久に暴かれないということである。

労働者の味方の振りをしながら、労働者とは程遠い豪邸に住んでいた元共産党委員長の話は有名である。http://www.sankei.com/premium/news/161029/prm1610290015-n4.html ご本人も、本心では自分の生活が平等主義を原点に持つ政党幹部にふさわしいとは思っていないだろう。

「目覚めよ」https://www.youtube.com/watch?v=IIOH2sCW13U

補足:
1)国際政治は本質的には野生の原理で動いている。弱体化した仮想敵国は自国には何かにつけて有利である。 2)東電福島原発の事故は、炉心冷却のシステム上の不備と津波予測を過小評価していたことが原因である。この件、今後の原発利用を考える際の教訓とすればよく、多くの死者を出さなかったことをむしろ幸運だったと考えるべきだと思う。
原発だけでなく、あらゆる文明の利器には通常デメリットが存在する。それは携帯電話、自動車、飛行機、原発全てに当てはまる。もし原発事故が起こった場合、大量の放射線を受けて死亡する人も出る可能性もあり、そして広い範囲の住民にCT撮影やガンマナイフの時の健康被害レベルを超える被曝も考えられる。それによる利益と、科学的被害予測との相対的比較により、建設計画を立てるべきである。核アレルギーの人の意見を聞いて、科学や統計学などを用いた議論を全否定することは馬鹿げている。なお、諸外国では議論を経て原発は増設の傾向にあることを指摘したい。
3)明治政府となる薩長を中心とした倒幕派は、偽物の錦の御旗を掲げて幕府軍の戦意を消失させクーデターを成功に導いた。その背後で、錦の御旗の旗印である筈の孝明天皇が薩長と組んだ下級貴族に暗殺された可能性が高い。実際、孝明天皇を祀る官弊社は長く存在せず、民間人が立てた神社は明治政府の支援を全く受けなかった。それは、政権が天皇家を利用したが実際は軽視したことを強く示唆する。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/43461422.html (他に、https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42249167.html;https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42241483.html;https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42160759.html)
4)男女同権やセクハラなどの問題も、地面をはなれて議論されている傾向がある。何故、刺激的な服装で公の空間を女性は闊歩するのか。何故、イスラム圏の女性はベールを纏って外を歩くのか。男女共同参画の社会を目指すのなら、何故女性はあのような化粧をするのか?
5)War Guilt Information Programのこと。GHQの日本人洗脳政策である。詳細は下に引用のケント・ギルバート氏の本や、次のサイトを見ていただきたい。http://www.sankei.com/life/news/150408/lif1504080003-n1.html
6)中国大使だった2012年、丹羽宇一郎氏は雑誌Willでの深田祐介氏との討論において、「将来大中華圏の時代が来る。その時、日本は中国の属国として生きていけば良い」と語ったという。 http://abirur.blog.jp/archives/1000669323.html

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