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2018年12月19日水曜日

宇宙開発という研究の意味と実態

1)小惑星リュウグウに水(の元)があったとか、なかったとか、或いは有機物があったとかなんとかいう話が今日10時頃のNHKで放映されていた。有機物があったことから、それらの破片が地球に飛来して生命誕生の切っ掛けになった可能性も考えられると解説員が言っていた。

その様な発言は非常に不愉快であり、愚劣に聞こえる。宇宙開発予算に国民の理解を得るための言葉で、JAXAの所長かだれかから是非そう発言するように言われたのだろう。それがまともに科学に関係している人から独自に出た発言だとすれば、科学的センスも研究者としての資質もゼロだろう。(補足1)この種のいい加減な話にNHKが協力するのなら、その経営費は視聴料ではなくそちらから貰えば良い。

「有機物の破片から地球の生命の誕生の謎が解明されるかもしれない」そんな意見を聞いて、聞き手のアナウンサーは素直に相槌をうっていた。「じゃ、その有機物の起源は地球からですか、他の天体からですか?他の天体だとしたら、地球の生命の起源は、その他の天体の有機物の起源がわからないと、やはり闇の中ですね」それくらいのツッコミができなければ、視聴者のためにいるのではなく、JAXAか何かの為にいることになる。

兎に角、宇宙科学の開発は全て軍事開発の隠れ蓑である。もっとストレートに軍事技術の開発をやったほうが経費が安くなる。火星など、ましてや小惑星(補足2)などが地球人のために利用できる日が来るとは思えない。それをするのなら、月移住の方が遥かに簡単だろうし、更にそれよりも南極移住の方が数桁費用的にも技術的にも簡単だろう。

JAXAの宇宙科学研究が軍事技術開発でなければ、解散すれば良い。その方が予算も人員も助かる。其の種の国立機関が山ほどある。プライマリーバランス云々を言うのなら、そのような役立たない機関を廃止すべきだ。

2)宇宙開発研究との関連でもう一つの話題について、少し書きたい。それは南アフリカ系の起業家イーロン・マスクのスペースX社(米国)が計画しているという、火星移住計画構想である。https://matome.naver.jp/odai/2135409072033199001

同社は、2018年中に月周辺に2名を送る計画だった筈である。その話はその後どうなったのか、是非発表してもらいたいものだ。http://www.bbc.com/japanese/39111989

周回軌道でも月旅行は技術的に非常に難しく、恐らくまだ開発研究は終わっていないだろう。有人で成功するには、現在のロケット技術では無理だろう。つまり、アポロ計画は捏造だったのだろう。それについては既に書いている通りである。https://rcbyspinmanipulation.blogspot.com/2016/12/11.html

イーロン・マスクは、単にほらを吹いているだけなのか、何か他に目的があるのか、或いは無知のためか? 恐らく最後のケースだろう。アポロ計画での有人月面旅行の成功を信じ、自分達の資金量と当時の米国の一回あたりの月面旅行の資金投入額などを試算して、月周回旅行なら何時でも出来ると軽くかんがえたのかもしれない。

補足:

1)以下の主張を筆者がするのには根本的理由がある。それは、筆者は科学と文明の二人三脚の時代が終わったと考えるからである。その認識に関する記事を、既にこのブログサイトにアップしている。(本年9月24日頃)https://rcbyspinmanipulation.blogspot.com/2018/09/blog-post_24.html

2)小惑星の研究をするのなら、地球に衝突する可能性のある小惑星の特定、衝突するくらい近づくのなら、それを爆破したり軌道をずらせたりする研究などが必要である。水なんか、岩石の結晶水としてあるのかもしれないが、そんな研究は地球の生命誕生の謎を探ることに繋がる筈がない。それは理系研究者の直感である。議論歓迎します。

追補:宇宙開発や宇宙移住計画などは、政治の混迷を隠す隠れ蓑的に用いられる可能性もある。

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