この13日に「自民党東京都議連の醜い姿:」との題でブログ記事を書き、そこで推薦候補以外を応援した場合除名するという、自民党東京都議連の通達を批判した。http://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42885185.html
言うまでもなく、この通達は民主主義の原点である個人の選択の自由という精神に反するからである。集団結社の自由は存在するので、上記除名は形式的には法律違反でも何でもない。しかし、自民党東京都議連の綱領に違反するとか、小池氏が自民党の政治方針と全く異なるとか、そのどちらかでなければ、本来除名の理由はない筈である。
また、小池氏の「冒頭解散」発言も気になった。都知事は冒頭解散など出来ないので、当然不信任案が出るであろうことを予想してのことである。知事が初登庁した時に、直ちに知事の不信任案が出ることが当然だろうと予想するなんて、穏やかな話ではない。従って、小池候補のことを“なんと異常なことをいう人か”と思った。しかし、それには根拠があったようである。
それは猪瀬元都知事が17日に明らかにしていた。http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160717/plt16071708050002-n2.html この記事によると、上記東京都議連の通達を出した一人に(都議連の会長は石原伸晃氏)、自民党都議連のドンと言われる男がいる。5年前にそのドンの強引な議会運営に抗議の自殺をした都議が居たのである。https://newspicks.com/news/1668182/
その都議とは、2011年7月1日に自殺した自民党都議の樺山卓司氏だという。(当時)の妻、京子さん(65)は14日夜、冒頭紹介の通達に関して「なりふり構わず締め付けて、思う通りに支配しようとするのが、いつものやり方です」と語ったという。
この自殺した元都議の妻の証言などを読むと、小池氏の「冒頭解散」発言も宜なるかなという感じがするのである。つまり、自民党東京都議連という名称の集団は、現実にはそのボスの私的な利権集団だったのである。そう考えると、推薦候補以外を応援した場合には除名するという異常な通達も、(私的集団の通達として)論理的整合性がある。
東京は言うまでもなく日本の首都である。そして、日本は民主主義を標榜している国である。その都議会において、このような独裁的支配が行われていたということは、情けない限りである。現在、私の頭の中には、いろんな文章にならない片言隻句がこだましている。それらは:関東人;明治時代を作った薩長の下級武士たち;明治維新に関与した英国;関西遷都などである。つまり、東京は多額の税金で腐敗している。
日本のマスコミも情けない。権威が発表した情報を単に垂れ流すだけで、新規な情報や関心があるが際どい情報などは流さない。新聞は、毎朝早く起きて頑張る配達員や必要な情報が掲載されていると信じてきた読者を馬鹿にしている。頼りになるのはインターネットであり、その他に印刷物でまともな情報を含むのは週刊誌やタブロイド新聞などだけである。
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