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2017年8月28日月曜日

日本人は国内の報道だけに頼るべきではない。英語の力をつけて海外の報道にもアクセスするべき

時々BBCニュースの画面をパソコンで見る。今朝のホーム画面では、ヒューストンでの洪水がトップニュースだった。その下にいくつかのニュースへの入り口(ヘッドライン+写真)があった。

一つ目はコロンビアのFarc( Revolutionary Armed Forces of Colombia;コロンビア革命軍)が和平交渉の結果、議会に参加することになったニュース。二番目がミャンマーの暴力事件で数千人がバングラデシュに逃げ込んだというニュース。そして、インド人の女性だけのメンバーが、世界一周の航海に出発するというのと、英国の化学ガス漏れの事故のニュースである。

それらの内の一つを開いた時に、サイドに元日本の慰安婦だという韓国の老婦人の写真が、中国の人気のSNSでバカにしたように映され、それに対して大勢の人が怒っているという記事があった。(Chinese users of the popular social network QZone are furious after stickers, or memes, that seem to poke fun at World War Two "comfort women" emerged on the platform.)

そこを見ると慰安婦の説明があり、「推定で20万人(その多くは韓国人)の女性が、第二次大戦中日本軍の性奴隷にされた」と記されている。http://www.bbc.com/news/world-asia-china-41026049 

腹立たしいが、韓国による慰安婦の宣伝が完全に国際的に認知されている。日本の評論家たちの多くは、国内で嘘だとか捏造だとか言っているが、そんなことは外国まで聞こえない。(英語で説明している人も少数いるが、量的に負けているだろう)

米国が戦後韓国人捕虜に聞き取り調査したが、殆どが父親など家族に売られて慰安婦になったと書かれている。また、給与も士官以上の額がでていた。

上記二つ目の記事は、コロンビアの武装ゲリラが、交渉の末武装を解除し、政党をつくって来年の選挙に候補者を立てるという話である。Members of the Farc in Colombia have begun discussing the group's future in its first congress since the conclusion of a historic disarmament process.

その次の記事は、ミャンマーの西海岸Rakhine地方で暴動が起こっているらしい。その結果数千人が隣国に逃げ込んだという話である。日本では、ミャンマーと言えばアウン=サン=スーチーしか知らないだろう。私も、そんな深刻な地域があるとは全く知らない日本人の一人である。

日本の報道といえば、ヒューストンのハリケーンについては書いてあるが、他の記事はどこにもない。タイの前首相がドバイに逃げ込んだというのがニュースになっているが、ちょっと美人だからだろう。

兎に角、日本の報道機関は、隣国など他国に牛耳られているとしか思えない。日本人を国際情報からシャットアウトし、国家の危機感から遠ざけ、国内の下らない政治劇とエログロナンセンスのみ報道している。

また、兎に角を連発するが、俳句や短歌、それに。漢文や下らない小説などの敎育時間を減らして、英語教育に充てるべきだ。英語を徹底的に敎育して、日本国民の全てに外国のメディアにアクセス出来る程度に、最低限の英語力を着けさせるべきだと思う。

2)蛇足: もう10年ほどになるが、ノースウエスト航空で名古屋からデトロイトの便に乗った。私の斜め後ろの方で、米国の旦那を訪ねての旅なのか、一人の夫人が赤ん坊をつれて搭乗していた。我々の周りの他の乗客の大半はフィリピン人(マニラからだろう)のように見えた。その婦人が赤ん坊にミルクをやったり、世話をしていたところ、アテンダントの女性は言葉が通じないのだが、それでも赤ん坊と彼女を助けるべく頑張っていた。

ところが、どうしても意思が通じない場面となり、同じく一人旅の私に日本人らしいと気付いて、通訳を頼んできた。そこでその方の意思を何とか伝えたが、その通訳もあまりスムースでなかったのか、フィリピン人が何かヒソヒソと話して笑っているように見えた。その対象が、その英語が喋れない日本人女性なのか、通訳に苦労している様子の私なのか、日本人全体の英語能力の無さなのか分からないが、どれかだろう。プライドを傷つけられた苦い経験であった。

空港とホテルを結ぶ交通手段は、ホテルのシャトルバスであった。来る時は泊まるホテルのバスが出発したあとで、次の日に泊まる予定のホテルのバスに乗せて貰った。帰国の時には、早朝の飛行機に乗るので、タクシーしか手段がない。フロントで予約したのだが、乗り込んだタクシーには料金メーターがなく、途中から別の客を拾っていくのにはびっくりした。日本の様に公的バスや電車があると思い込んでいたのは、甘い考えだった。下手な英語でも、救命胴衣のようなものであった。


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