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2021年1月22日金曜日

ディープ・ステートの中身(II)

副題:カマラ・ハリスの修正25条による昇任はないだろう (補足1)

 

121日に米国バイデン政権がスタートした。これは恐らく、第三次オバマ政権のスタートのようなものだろう。1月21日深夜の及川氏の動画によれば、就任式と閣僚人事などの場面がyoutubeで流れたが、高評価に比べて低評価が10倍ほどあったという。「さもありなん」と言う感想は、今回の大統領選挙において、中国等の干渉を含め大きな不正があったと思っている人たちに共通しているだろう。

 

トランプを応援していた人たちの間では、バイデン政権は短命で、一年以内にカマラ・ハリスが大統領になるだろうという予想が流れている。カマラ・ハリスが大統領になれば、民主党左派が米国を共産主義独裁の国に一気に引きずり込む可能性が高くなると

恐れているのである。その結果、自由や人権が大幅に束縛されることとなる。しかし、トランプが大統領職から去ったので、ツイッターもフェースブックもグーグルも徐々に元の姿に戻り、自由と民主主義が修繕されたアメリカになるだろう。つまり、上記全ては、トランプとその支持者の妄想だったという風に「正史」に書かれるだろう。

 

なお、バイデン政権が短命になる可能性には、一定の説得性もある。それは、FBIがバイデン大統領の息子を脱税容疑で捜査し始めたからである。その犯罪疑惑は、バイデンファミリー全体に波及する可能性がある。つまり、脱税疑惑は、ハンター・バイデンがウクライナや中国を副大統領(オバマ政権)の父と一緒に訪れた際に、多額のお金をそれらの国で賄賂的に手に入れたという疑惑と直結しているからである。https://edition.cnn.com/2020/12/09/politics/hunter-biden-tax-investigtation/index.html

 

バイデン政権を第三次オバマ政権のようだと上に書いたのは、オバマはそれらの疑惑に関して十分承知している筈だからである。オバマは、退任後の影響力を保持するために、ヒラリーにも罠をかけて1800万ドルの収賄犯に仕立てているという。バイデンが息子と組んで行った犯罪行為についても、見て見ぬふりをしながら証拠を押さえているだろう。(補足2)

 

話を戻して、バイデンの合衆国憲法修正25条による退任と、カマラハリスの大統領就任の可能性だが、素人の考えと前置きした上での話だが、それは低いと思う。上記賄賂疑惑の他に、ジョセフ・バイデンには老人性の痴呆症疑惑がある。それが、極めて重篤化するなら別だが、現在のレベルなら4年間の任期を全うするのではないだろうか。どうせ、オバマなど裏の支配層の操り人形なのだから、やれない筈はない。

 

1月15日のブログ記事「トランプは実業家であり政治家ではなかった?」で、1年以内に、修正25条の適用を受けてカマラ・ハリス大統領が誕生する可能性に言及した。それは、ソ連の樹立にはユダヤ資本による援助があったという歴史からの推測であった。(補足3)ただ、ユダヤ資本がロシア革命を支援した時代と、現在の中国共産党政権を批判する世界とは全く異なる。むしろ、現在のユダヤ資本など米国大資本は、中国共産党政権に近づく可能性のあるカマラ・ハリス政権の誕生をむしろ警戒するのではないだろうか。

 

なお、中国共産党政権の実像を明らかにしたのは、トランプ政権が残した大きな遺産の一つである。中国との緩やかなデカップリングは、表裏の米国政権で共通の認識になっている可能性が高いと思う。

 

四年間のバイデン政権の後、民主党は例えばミッシェル・オバマのような比較的若い人を擁立して、引き続きディープ・ステート(DS)の事務局となるだろう。そしてし、上述のように極左の人が政権をとるチャンスはほとんど無いと思う。実際、DSの有力者だと思われる大富豪ジョージ・ソロスは、中国共産党政権を世界の脅威と把握しているようだ。https://www.afpbb.com/articles/-/3208017

 

 

補足:

 

1)「ディープ・ステートの中身」の最初の記事は、12月19日に書いたHarano TimesさんのYoutube動画を引用したもの。https://www.youtube.com/watch?v=EHeuNIQ9i68

尚、ディープ・ステート(DS)は、米国の本体であり、簡単に揺らぐほどの軽い存在ではない。私がいつも思い出すのは、嘗てDSの執行官的に働いたブレジンスキーの言葉である。「最近政治に知識がある素人が増加した。かれら100万人を説得することは困難であり、殺したほうが簡単である」この言葉はDSの本質とその背後にあるユダヤの文化を現している。(検索すればいくつもこの話の紹介は出てくる)

つまり、今回の大統領選挙の不正など、DSにとっては「朝飯前」である。それは、一部の人たちに不正選挙の実態がバレたとしても、「正体を現したから、急いで何かをする」という程の危機感を持っていないことを暗示する。

 

2)「ディープ・ステートの中身」と題する記事で紹介したHarano Timesさんの動画は、オバマ大統領(当時)とFBIが、ヒラリークリントンを1800万ドルの収賄犯に仕上げ、2016年に大統領になった後(彼らはヒラリーが当選すると信じていた)彼女を操るために用いようとしたという内容。これはこの件でオバマの手先となって働いたOverstock.comの創設者パトリック・バーン氏の告白にある。https://bonafidr.com/2020/12/18/ これも、オバマがディープ・ステートの人となって久しいのなら、彼には朝飯前だろう。

 

3)1月15日の記事:https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12650336724.htmlの補足1において、藤井厳喜氏による「ジョー・バイデンが大統領になれば、レーニンらが政権をとる直前のケレンスキー政権に似ている」という意見を紹介している。

 

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