注目の投稿

人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2021年9月17日金曜日

正体を現したのか?米軍のトップ

以下の要約は、HaranoTimesの動画に紹介されていることです。

 

 

火曜日の米紙報道によると、米国の統合参謀本部議長であるMark Alexander Milley将軍は、ドナルド・トランプの任期の最後の数ヶ月に、選挙での敗北の可能性が迫り、その余波で中国との戦争を引き起こす可能性があることを懸念して、中国共産党中央軍事委員会連合参謀部参謀長の李作成に密かに電話をかけた。

 

一度目は、大統領選挙の4日前の1030日、二回目は、18日である。ミリー将軍はその電話で、米国の政治は安定しており、中国を攻撃するつもりはないこと、そして攻撃命令があった場合は、事前に警告することを李氏に保証すると言った。

 

これらは、ワシントン・ポストの記事の内容であり、ジャーナリストのBob Woodward and Robert Costa(ワシントン・ポスト)による新しい本「Peril、危険」に基づいて書かれた。その本は、来週発売の予定である。

https://www.washingtonpost.com/politics/2021/09/14/peril-woodward-costa-trump-milley-china/

 

ワシントン・ポストの記事によれば、最初の電話は、米国が攻撃の準備をしていると中国が信じていることを示唆する諜報機関(多分CIAだろう)のレビューによって促された。二回目の電話は1月6日の出来事(議会乱入)を中国は非常に恐れていたので、その不安を取り除くために行われたと書かれている。

 

ミリーは李作成に、「私たちは100%安定している。全てOKです。しかし、民主主義は時々ずさんなことがあります」と告げた。それでも李は不安な様子のままだであったが、ミリーはその理由を理解した。本によると、その会話はトランプには告げなかった。ミリー将軍は、2018年に62歳でトランプにより統合参謀本部議長に指名されたのだが、トランプが選挙後、精神不安定状態にあったと信じていた。その観測は、著者らが入手した通話記録から、彼が1月8日電話で話した下院議長によるトランプが不安定であるという評価に同意したものだった。

(この部分の翻訳はややこしいので、記事原文を補足に1に示す。)

 

「トランプが選挙に敗れる可能性が高いから(選挙前)、或は、トランプは選挙に負けたから(選挙後)、トランプが軍を動員して中国に戦争をふっかける可能性がある」というのは、余程のことが背景に無い限りありえない。ミリー将軍も下院議長のNペロシも、何故トランプが気が狂れているというのだろうか? 本当は、選挙における彼らの様々なインチキ工作に対する自覚が、そのような見解を作っているのだろう。

 

つまり、ミリー将軍らはトランプがそれら工作の真相を知っているので、其れに相当するレベルの反応(=中国に対して攻撃すること)をするだろうと恐れた筈である。そのように正直に言ってしまえば、罪を白状したことになるので、トランプが気が狂れたということにしたのだろう。それらの全てを知っているからこそ、ワシントン・ポスト紙もこのような変な記事を書いたのではないだろうか。(追補1

 

2)解釈:

 

トランプ大統領を落選させるために、中国が大統領選挙への干渉に協力したのだろう。つまり、トランプ落選のために「米国を支配する勢力(DS)」が、中国の協力を得て中国側から選挙妨害を行なったのだろう。李将軍もミリー将軍も、トランプがそのことを知って、怒りのあまり中国を攻撃する可能性を怖がったのだろう。

 

多分4月ごろから(90日以内にコロナの出どころを調べろとバイデンが命令したころ)、DSの対中国姿勢が90度変更されたと思う。そうでなければ、この話は記事にも本にもならなかっただろう。最近のジョージ・ソロスの中国攻撃で明らかになっているように、その姿勢変更に伴って国家の様々な部分の一部をスクラップ&ビルドすることになったのだろう。

 

つまり、マーク・ミリー将軍のように中国の人民解放軍と協力する上層部は排除され、これからは対立する体制に移行するのではないだろうか。

 

日本語では、産経新聞が報じており、そこにはHaranoTimesの解説同様、以下のことも書かれている。ミリー将軍は、米軍幹部を集めて、トランプ氏が仮に核攻撃命令を下した場合はミリー氏に知らせ判断を仰ぐようにと念を押した。(補足2)

 

昨年の、大統領選挙前後の記憶が今蘇る人が多いだろう。その当時、選挙に不正があるので、トランプは戒厳令を布くかもしれないと、一時話題になった。その時、ミリー将軍が大統領の指示通りに動かない可能性が高いことは、すでに分かっていた。そのことに本ブログでも記事にしている。

 

その時思ったのは、ミリー将軍は民主党DSの中心的メンバーであり(補足3)、世界統一政府つまりグローバル政府を中国共産党と協力して目指す人たちの1人だということであった。

https://ameblo.jp/polymorph86/entry-12645256562.html

 

今回の話は、今朝の及川幸久さんのyoutube動画でも取り上げている。

 

 

追補:

 

追補1)この部分の意味は以下の通りです。一連の物語を説明するとき、自分たちに都合の悪い中心部分一箇所を抜き取る場合、その他の物語を自然な形で接続するのは非常に難しいということです。それが、ナンシー・ペロシ下院議長やマーク・ミリー統合参謀本部議長が、トランプがmental decline(精神的衰退、鬱状態?)又は精神的unstable (不安定)の状態で、李作成がガタガタ(rattled)し続けた、などの文で誤魔化した理由だと思う。

 

 

補足:

 

1)In the second call, placed to address Chinese fears about the events of Jan. 6, Li wasn’t as easily assuaged, even after Milley promised him, “We are 100 percent steady. Everything’s fine. But democracy can be sloppy sometimes.”

Li remained rattled, and Milley, who did not relay the conversation to Trump, according to the book, understood why. The chairman, 62 at the time and chosen by Trump in 2018, believed the president had suffered a mental decline after the election, the authors write, a view he communicated to House Speaker Nancy Pelosi (D-Calif.) in a phone call on Jan. 8. He agreed with her evaluation that Trump was unstable, according to a call transcript obtained by the authors.

 

2)マーク・ミリー将軍は、1974年8月に国防長官であったジェームズ・R・シュレシンジャーによって取られたものに似た措置をとったつもりで、この一連の措置をとったのだろうとワシントン・ポスト が書いている。当時大統領だったニクソンが弾劾に直面していた時、シュレシンジャーは軍当局者に、大統領からの命令を実行する前に、国防長官の彼と統合参謀本部議長に確認するように言ったことの真似である。この理屈が成立すれば、上記動画で及川さんやHaranoTimesさんが言うようには、マーク・ミリーに対して、国家反逆罪は成立しないかもしれない。

 

3)マーク・ミリー将軍は、2019年にトランプが指名した統合参謀本部議長である。トランプの周囲にもゴールドマン・サックス系などのDS関連の人物が多かった。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/11/post-6335.php

トランプは、あからさまにはDSと対立しないようにしながら、巧みに古き良き時代のアメリカを回復しようとした。

 (午後3時40分、原文翻訳部分改良;午後6時追補1を追加)

ーーーー おわり ーーーー

 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿