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2014年7月9日水曜日

21世紀を日本国は生き抜けることができるか?

 日本国は戦後70年たっても米国の都合の良い妾である。都合が良いというのは、捨てても夜中にひっそり泣くものの結局何もできないし、何もやらないからである。そのような国に何故なったのか?それは戦後、まともな政治家は全て国際法上違法な裁判で死刑になり、その歴史に国民が出来るだけ触れないようにして、国が隠したからである。そして、国民がその時代そのものを忘れるのを待っているのである。また、優秀なるものが国会に出ない様に、一票の格差を大きくして、ほとんど田舎の農協社会から出る様に据え置いた。人の輪から孤立することを極端に嫌う文化と、論理なき言葉で頭が汚染されているのは、この田舎の有権者だけではない。最高裁判事も同様に愚劣であり、「一票の格差は違憲状態にあるが、しかし選挙結果は有効である」という、英語に訳せない理由で、その選挙制度を黙認し続けた。斯くして、共産党独裁国家に囲まれても、憲法9条を守るべきというスパイ政治家が活躍し、それに洗脳された同様の意見をもつ有権者が殆どの国になった。
 中国支配層は中国人が一億人死んでも未だ10億人残っているという考え方が出来る人たちである。毛沢東の時代の大躍進運動や文化大革命で死亡した自国民は数千万人と言われている。それでも北京の天安門広場には大きく毛氏の肖像が掲げられていることを忘れてはならない。両運動とその時の中国の情況については、ユンチャン著のワイルドスワンに詳しい。隣国に住むものの必読の書であると思う。そして、中国の李鵬が1995年頃、「30年後には日本などなくなっていますよ」とオーストラリア首相に言ったと言う話を、武藤国務大臣が当の首相から聞いたとしても、国内では大きなニュースにならないし、シリアスに受け取る人は殆どいない。そのような極限的な思考すら公に出来る中国人政治家と、テロ行為にあっても人命は地球より重いと言って、犯人に屈服する日本人政治家との差は、大きい。
 今となっては年寄りの繰り言になるが、長期政権を担った、吉田茂と佐藤栄作がもうちょっとしっかりしていたら..と思う。

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