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2014年7月22日火曜日

新しい技術には常に恐ろしい応用がつきまとう

 遺伝子操作を植物動物に組み込むことで、薬品をつくる技術の開発が進んでいる。今朝のモーニングサテライトで、イチゴで薬品を製造する研究が紹介されていた。遺伝子組み換えについては、病害虫に強い植物をつくる方法位にしか考えてこなかったが、新しい応用が始まったようである。革新的で便利な技術だが、見る角度をちょっと換えれば非常に恐ろしい技術でもある。 何故なら、薬でなく毒を含むイチゴの栽培も可能なことを示しており、イチゴも警戒して食べなければならないからである。
 原子力発電と原爆が同じ20世紀に開発され、現在人類の脅威として君臨しているように、遺伝子操作や遺伝子解析は、21世紀に大きく進歩し、商用レベルで実用化されるだろう。そして、人間不信を社会の隅々まで植え付け、社会を破壊する脅威として、新しく君臨するかもしれない。現在、遺伝子検査だけでも、既に親子関係に歪みを与えており、フランスなどでは裁判所の決定がなければ、遺伝子検査で親子関係の確認は出来ないようである。
 遺伝子操作の発展と普及は、闇の世界では人間に応用されるだろう。頭の良い美人を作る為の遺伝子操作、凶暴だが指令に従順な兵士を作る為の遺伝子操作など、恐ろしい応用は考えれば幾らでも出てくる。韓国のように顔の整形手術に何の抵抗も感じない文化の下では、人工受精の際に美人遺伝子の組み込みをやれば良いという発想が出てくるだろう。
   時代の流れには逆らっても無駄だろう。人類の誕生、文明の発展、グローバル社会の形成、文明の歪み、バブルの崩壊、文明の崩壊、という壮大なドラマの粗筋は、既に神によって書き上げられていたのかも知れない。

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