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2017年9月3日日曜日

米国の為に日本のマスコミを利用して活躍する人たち

佐藤優氏と宮家邦彦氏の政治解説には、何時も米国の利益を代表しているような違和感を感じる。それについては既に書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/42023202.html

昨日配信の動画でも、佐藤優氏の北朝鮮問題に関する解説は、従来の米国支配層の利益を代表しているように思える。題目は「正恩はアメリカの恐ろしさを理解していない! 国連が最上級の制裁を検討⁉︎日本はどうなる! 佐藤優徹底解説!」である。 https://www.youtube.com/watch?v=Jj8-YMRCYnU

この動画での、最初の地政学的な話は説得力があり大変有用であると思う。流石にプロの政治評論家だと思う。そのほかの話や著書をみても、佐藤優氏は凄い人であることは間違いない。

ただ、上記のような疑いを持つ。つまり、佐藤優氏は従来の米国支配層の利益のために、それに従順だったオバマ政権を持ち上げ、トランプ政権を批判している。出来るだけ早期に、トランプ政権を潰したいのだろう。デーブ・スペクター氏なども同様の活動をしている。

話のなかで、北朝鮮の生存を保障できるのは米国だけだと言うが、そこに朝鮮戦争との関連に言及すべきだが、それをしていない。国連軍を名乗る米国軍と未だ戦争状態にあるから、北朝鮮は国家の生存を米国に要求しているのである。この大事なポイントをわざと避けているのは、非常に不自然である。

朝鮮戦争を温存して、東アジアに居残るというのが米国の戦略であった。それをストレートに言う馬渕睦夫氏を、宮家邦彦氏と一緒に「陰謀論」という黒い衣を着せて批判した。その件について紹介したのが、最初に紹介したブログである。

米国は、日本にも北朝鮮との講和をしないように圧力や工作をしてきた。そのことについても、佐藤氏はここでもだんまりを決め込んでいる。三年ほど前に、ソニーピクチャーエンターテインメントが金正恩の暗殺映画を作った。http://jp.wsj.com/articles/SB11780535754685564831004580358272810214314

ソニーという日本を代表する企業の子会社に、そのような映画を作らせたのは米国国務省の差し金だという話がある。それを、評論家の田中宇氏は日本と北朝鮮を近づけ無いための工作の可能性があると言っている。https://blogs.yahoo.co.jp/mopyesr/41924555.html

また、小泉政権のときの拉致被害者の奪還の際、講和の話が進んでいた筈で、それを潰したのは米国だろう。そのあたりを日本政府は明らかにしていない。トランプ大統領が自分の考えをストレートに出せるなら、北朝鮮と直ぐに講和するだろう。

2006年以前にトランプ政権ができていたら、北朝鮮と講和し、北朝鮮は核開発を止めさせることは現在よりもはるかに簡単だっただろう。日本も北朝鮮との講和を進めて、拉致被害者が全て帰国できただろう。北朝鮮の人たちも、日本からの経済援助を利用して途上国的経済から脱却していただろう。

北朝鮮の核保持について、「オバマなら、北朝鮮が中距離弾道ミサイルに核を搭載して、日本が攻撃させるのは構わないという様なことにはしないが、トランプはやりかね無い」と佐藤氏はオバマを持ち上げて、トランプを否定的にいう。

しかし、トランプの本音は日本も核を持ちたければ、持てば良いという考えである。その場合、日本は米国から自立でき、日本の将来を日本独自に決められる。一方、オバマは日本には絶対に核を持たせ無い。それは北朝鮮の最初の核実験後に、ライス国務長官が直ちに日本に飛んできて、「米国が日本を核攻撃から守る」と言ったことでもわかる。その場合、日本は永久に米国の属国のままである。しかも、核の傘など、中国の核に対してはなんの保障もない。

「トランプは儲かる戦争をする」といかにも日本人請けの悪口だが、それは伝統的な米国の姿勢だった。 佐藤優氏が、ここまで言っても正体がバレ無いと思ったのなら、視聴者を馬鹿にしているのだろう。

===以上は政治の素人の私的メモです。適当に読み飛ばして下さい===

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