北朝鮮による核実験が今日だけで2回行われた様である。この際に放出されたエネルギーは前回の核実験より相当(30倍程度)多い様である。これは専門家の分析を待たなければならないが、核兵器の小型化を目指すものなのか、大型の核兵器の開発の為なのかわからない。
しかし、北朝鮮が開発したいのはICBMに搭載できる小型の核爆弾の筈である。水爆などは差し当たり特に必要な兵器ではない。前回の核実験のエネルギーが核兵器にすればどの程度の大きさになるかによって、今回の実験の意味が異なる。つまり、同じ大きさの核兵器でも核爆発が完全に起こる場合と、不完全な場合とではエネルギーが異なるからである。
今回の地震エネルギーがミサイル搭載型の核爆弾のエネルギーの最大値より小さいのなら、今回の核爆発は完全に核分裂が起こったことになり、これで核の小型化が完成した可能性が高い。この成果が今までの中距離ミサイルに搭載されると、日本全土が核兵器の射程内に入ったことになる。PAC-3やイージス艦などでの迎撃は実戦的な証明はされておらず、限界がある。迎撃は鉄砲玉で鉄砲玉を落とす技術であり、直感的に役にたたないだろう。
これで、米国が何もしなければ、日本はなんとか核武装の道を取らなければならない。NHKが中国は北朝鮮の核実験に反対しており、今回の核実験は中国の顔に泥をぬることになると放送している。しかし、それは全くのデタラメである。中国は北朝鮮に核実験を止めさせる予定はないだろう。
つまり、北朝鮮と関係の深い中国の北部戦区は江沢民派が抑えているという、川添恵子氏の説を取り入れると、習近平政権にはその力が無い可能性が高い。顔に泥を塗られたジェスチャーは、単に国際社会への協調の姿勢を見せる為だけのものである。
河野外務大臣は安保理を開催して、国際社会と協力し、更に厳しい制裁を取ると言っている。しかし、国連の安保理は何の役にも立たないのは明らかである。全ては米国の単独行動に掛かっている。米国が単独で、ロシア及び中国に通告を行うだけで軍事行動をとるべきだろう。
これで、米国が軍事的対応を取らなければ、全ての手段がテーブルの上にあるというのは米国の嘘であることの証明となる。そして、米国との同盟は、日本の防衛には役立たない可能性がたかい。中国はそれを見て、近いうちに尖閣諸島の占領をするだろう。
追加: 今日の核実験は一度だけで、2度目は岩盤の崩落か何かだという。北朝鮮は今日午後3時半の放送で、ICBM搭載型の水爆実験に成功したというが、真偽のほどは明らかではない。
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