注目の投稿

人類史の本流は中華秩序なのか、それとも西欧型秩序なのか

1)米国が露呈させた中国共産党政権の真の姿と日本の課題   日本が抱えている最重要な課題は、コロナ問題や拉致問題等ではなく、表題の問に対して明確な答えと姿勢を持つことである。短期的な経済的利益に囚われないで、現在が世界の歴史の方向が決定される時なのかどうかを考えるべきである。...

2020年9月26日土曜日

菅首相の中国習近平主席との会談内容に失望

追補:

この件、30日の大紀元ニュースによれば、菅氏は日中首脳会談で香港問題に触れたと報じています。

https://www.youtube.com/watch?v=uNtOIyG1yGg

 

 

 

 

「Microsoft News」がネットで報じたニュースから日中首脳電話会談の内容を紹介する。

 

共同通信(2020/9/26/0:31)によると、習近平の来日問題は協議されなかったようだ。その記事掲載の会談内容を書く(菅首相側からの表現):

 

①尖閣周辺での領海侵犯を念頭に東シナ海情勢への懸念を伝えた。

②拉致問題を含む北朝鮮への対応について提起し、日中が連携することを確認した。

 

一方、産経新聞(2020/9/26/0:35)によると、新華社通信が以下のような報告をしているという:

 

習近平主席は電話会談で、中国が日本の新政権とともに「歴史などの重大な問題を適切に処理」し、「新時代の要求に合致した中日関係の構築に努めていきたい」と述べた。

 

また周氏は、来年予定されている東京五輪の開催を支持。自国第一主義を掲げるトランプ米政権を念頭に、「中日双方が積極的に多国間主義を提唱・実践しなければならない」と主張した。

 

感想:

 

非常につまらない会談内容である。菅氏は日本国の将来を明るくするレベルの首相ではない。非常につまらない永田町界隈の人物だ。

 

なぜ、香港、ウイグル、チベットなどでの非人権的政治に対して、マイルドな表現で良いから、懸念の一言が言えなかったのか。相手に対する非難でなくても、せめて「香港での出来事に関心を持っています」くらい言っても良い筈である。

 

拉致問題を中国相手に出すのは、国際感覚ゼロだ。それは北朝鮮と日本の問題であり、中国は無関係である。習近平にもバカにされている筈である。一昨日の記事にも書いたが、中国は日本を非常に軽く見ている。理由は、日本はまともな軍事力を持たないからだ。

 

オリンピックなどどうでも良い。中国と話し合うべきことではない。習近平の来日問題について話さなかったことなど、菅氏は自慢すべきではない。「俺は強盗はしなかった」という言葉が自慢にはならないのと同じ論理である。第一、習近平は国内に敵を多く抱えており、外に出られる状況ではないと言われている。

 

更に、習近平が言った歴史問題とは何か、まさか、一昨日紹介した人民解放軍の空軍を作った日本人や、第四野戦軍で蒋介石との戦いに参加した万を超える日本人の話ではあるまい。そうでなければ、歴史問題は、日中平和友好条約で解決済みの筈だ。この情況でも、強請り道具の確認をしてきているのに、それを黙って聞いているとは、最低だ。(9時50分編集)

 

補足:

 

習近平の「トランプ政権は自国第一主義」も今や時代遅れの批判である。現在は、東ヨーロッパを含む欧州全域と連携して、中国の中世的覇権主義に対抗しようと言っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿