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2020年9月5日土曜日

ユニクロ柳井会長の日本批判に熱くなる言霊の国の住人「日本人」

1)先ほど投稿した記事で、言霊の意味がわからない人が多いと思い、たまたま見つけたユニクロ会長の言葉とそれに対するコメントを材料に再度「言霊の国、日本」を解説する。

 

ユニクロの柳井会長が韓国誌に話した内容の紹介がヤフーニュースで公開された。表題は、ユニクロ会長の指摘「言うことを言えないという日本文化ゆえに、“日本は滅びる”」=韓国報道である。(9月5日、Wow Korea)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f19e623137d4c35fb672e0ca72c07ea6e82e9559

 

4日、柳井会長は最近のインタビューで「企業と個人たちが正しいことを言えなければ、日本は滅びるだろう」と語った。

 

その中から抜粋: そして、国際関係について以下のように語った。

 

①「日本は中国と共存しなければならず、米国とは同盟国関係を維持しなければならないが、度が過ぎた同調は問題だ」

「米国と中国の間で二者択一を迫られた時、信念にしたがって語ることのできる勇気がないゆえに、何もできていない」

 

この記事との関連で去年の10月に同じメディアから転載された記事が引用されていた。そこでの柳井発言;

 

②「日本が韓国を敵対視するのはおかしい」「日本が韓国に反感をもつようになったのは、日本人が劣化したという証拠だ」

「今までの30年間、世界は急速に成長してきたが、日本はほとんど成長できず、先進国から中進国になっていって、もしかしたら開発途上国に転落してしまうかもしれない」

 

そして、具体的に2つの改革案を提示した。一つ目は、財政支出を半分に減らし、公務員の数も半分に減らすこと、二つ目は、参議院と衆議院がきちんと機能していないとし、議会を単院制に替えること、である。

https://www.wowkorea.jp/news/korea/2019/1016/10243554.html

 

後者の記事には、日本人読者の反感に満ちたコメントが掲載されている。例えば、

 

(匿名ID: 78f59c)気が狂ったとしか思えない柳井会長。今までユニクロをそれなりに利用して居りましたが、もうお店には行きません。

 

数百のコメントのうち、上から20ほど見た限りでは、ほとんどがこの類の感情的な反応のものだった。このコメントには理性的な返信がついていた。しかし、それを支持する人は少数であった:

返信:(仮帯ID: f8aab3)気に食わないからユニクロ行かないという短絡的行動自体、やっていることが反日と同じですよね。(サムアプ;3、サムダウン:28)

(以上、要約と引用終わり; 詳細はオリジナルをご覧ください)

 

2)記事と投稿されたコメントに対する私の考え:

 

言霊の国の言語文化の特徴は、言葉にそれを言った人の霊が伴うと感じることである。

日本人では、この柳井会長の意見をまともに聞けない人が殆どである。柳井会長の意見の殆どは正論だが、そこに親韓国のスパイスが少し入ると、完全に拒否してしまうようである。

外交に関する意見①など、全く正論である。考えたことを、自然人も法人も、自由に発言し、それを全ての日本国民が思考の材料として、まな板の上に置けなければ、日本は滅びるだろう。

 

②の日本人の韓国への反感だが、それは日本の所為というより、韓国の所為である。韓国は、慰安婦問題のデッチ上げをしつこく行っているし、「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」を制定して、親日というだけでその方の資産を没収するというとんでもないことを事後法適用で行なっている。

 

ただ、②の意見そのもの(日本の韓国敵対視はおかしい)は正しい。本来、日米韓で協力しなければ、中国や北朝鮮の脅威に対峙できないからである。柳井氏は私の上記反論を否定しているわけではない(韓国の反日が正しいと言ってはいない)。

 

本当は、韓国の反日の深層に、李氏朝鮮時代に対する強いコンプレックスがあるのだ。それを直視すべきだと、私は韓国に言いたい。反日でごまかすなと。

 

ただ、日韓問題を悪くするのは、どちらにとっても得ではないと思うので、柳井会長の意見が間違っておれば、それを指摘し、柳井会長が更に反論するのなら、それを思考の材料にすれば良い。

 

議論は、より正しい結論を得るための複数の参加による思考である。そこで、貴重な思考の材料をアクティブに提供してくれる人を、人格が嫌いだとか言って拒否するのは愚かである。その拒否のメカニズムが、言霊の国の正体である。つまり、その人の言葉とその人とを同一の存在と考えてしまうのである。その言葉が、それを言った人の霊を伴っていると受け取るのである。今回のその人の言葉は、議論の末には、間違いだったと訂正されるかもしれないのに、である。

(18:55編集)

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