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2020年3月23日月曜日

新型コロナ肺炎を軽視する日本のテレビ放送

今、テレビタックルで「密着:新型コロナで大混乱」という題で、放送している。そこの医者は、「本音を言えば、ほとんどのお医者さん方は、インフルエンザと同じ程度と考えている」と話し、もう一人の老齢の有名な医療評論家N氏は、「インフルエンザより5割程度恐ろしい」と話していた。(テレビタックルは18:30ー20:56)

 

このような勉強不足か、経済界の代弁なのか知らないが、いい加減なことを言う者たちをテレビは起用して、新型コロナ肺炎(COVID-19)を軽視する空気を醸成している。また、後者の評論家は「(COVID-19対策は)そろそろ出口を考えるべきだ」と言い出す始末。日本は未だ対策の入り口にも入っていないことも知らない。

 

現在、日本は世界から非常に評判がわるい。何故なら、日本政府の対応は、検査をしないで感染者数をごまかし、オリンピックの開催を目指していると思われるからである。

 

ここで出演している連中は、何故このようないい加減なことを言うのか、私にはわからない。恐らく外国メディアなど全くみていないのだろう。イタリアの惨状、フランス、スペイン、米国のニューヨークやカリフォルニア、など、その猛威に緊張感に震える位の人たちの様子など、全く耳目に入っていない筈である。

 

インフルエンザの死亡率は0.1%だが、COVID-19の死亡率は、恐らく3−10%の範囲になるだろう。伝染の初期に大きな死亡率が計算されるが、終わったときには小さい値になるのが、新型の伝染病の特徴だと言う人がいる。それは、極初期は当てはまっても、現状のCOVID-19にはあてはまらない。実際、インフルエンザの死亡率は0.1%位だが、一度終息した中国でのCOVID-19の死亡率は5%前後である。ただ、中国では2度目の大流行が懸念される。イタリア、フランス、スペインではもっと酷い数値になるだろう。

 

検査を多数行い、ヒドロキシクロロキンなどを用いる治療法を持っている韓国でも、死亡率は1−3%程度になる。何も勉強しないで、名前だけでテレビ出演する無責任な連中が、日本に多い。

 

チャンネルをNHKにすると、「パンデミックとの戦い」(21時−22時)という番組をやっていた。そこでは、政府の専門家委員会の方が出て、解説をしていた。クラスターと関係のない感染者が、都市部で見つかっており、何時オーバーシュートが起こっても不思議はないと言っている。クラスターとは政府が発表した全国13のクラスター感染者である。

 

その専門家は、「PCR検査はあまりしない方が、医療資源の有効利用の上で大事だ」といっている。しかし、以前書いたように、現場の医者がPCR検査をするべく保健所に申し出ても、クラスターとの関連、外国渡航などの経験などの無い人は、断られている。実際、既に数百人の人が、医者の依頼があったにも拘らず、検査を断られている。https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68951

 

それらのケースでは、肺炎で死亡した場合、従来の肺炎死亡者として片付けられているのだろう。それらの死亡者は、年間12万人の肺炎死亡者の影に隠れて全く問題にならないだろう。つまり、13のクラスターの中に居る患者はラッキーである。4月になれば、アビガンなどで治療を受けて、助かるだろう。

 

しかし、クラスターの中に入らない人で調子の悪い人は、不幸である。PCR検査をした方良いと医者が言っても、検査すらしてもらえない。恐らく、今年の通常肺炎の死亡者は、例年より多い数字がでるだろう。かれらがオーバーシュートというのは、いよいよ隠し来れなかった時に使う言葉だろう。

 

このNHKの番組では、今世界中でCOVID-19の薬を探しているとして、日本での研究者を紹介している。そこで取り上げられたのはオルベスコという喘息の薬である。しかし、中国や韓国で大きな治療効果を挙げたとされている、そして、米国トランプ大統領も用いるべきだと推薦している、クロロキンやハイドロキシクロロキンには触れていない。(追補)

 

最後に、流行を低いレベルで抑えている日本の対策が、世界で注目されていると、政府専門家委員会の人が自画自賛した。

 

追補1:昨夜は、これを急ぎ書いて、何時ものように10時半に寝た。今朝(6時前)、若干修正し書き忘れたところを追補としたい。NHKテレビで紹介された薬は4つで、喘息の薬の他、アビガン、HIVの薬(New England Journal of Medicineの論文がプラセボ以上の効果なしとしたもの)、4つ目が名前をメモできなかったが、クロロキンではなかった。クロロキンは既に全身性エリテマトーデスなどに使われており(韓国では)処方が確立しているので、現状第一の選択だろう。副作用は網膜に現れるが、それ以外は安全だと薬屋の頁には記述されている。アビガンも副作用がキツイようだが、第二の選択ではないだろうか。

クロロキンを用いたCOVID-19の治療の報告:http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200312_5.pdf

 

追補2:保健所でPCR検査を拒否するケースがおおくあると書いた。現場の声と思しき連絡を掲載している動画サイトがある。https://www.youtube.com/watch?v=ibuRgyAdB-Q

もちろん、信頼性はこれだけではわからない。しかし、日本医師会のPCR検査が現場で必要だと考えて、保健所に連絡したが断られたケースが少なくとも290例あるという記事と合わせ考えると真実だろうと思う。どうも、首相から直接厚労省を通して、隠蔽するようにとの司令が出ているとしか思えない。安倍&菅内閣は、森友問題でも明らかなように、中国の毛沢東的な政権である。(23日午前8:19追加)

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